歯周病にヨーグルトやうがい薬は効果があるの?   

歯周病にヨーグルトやうがい薬は効果があるの?

女性の白い歯



成人の80%が歯周病菌を持っていると言われていますが、この15年ほどの間に歯周病の治療は急速な進歩を遂げています。以前は治らないと言われていましたが、現在では進行を阻止することができます。歯周病の原因は歯垢ですから、それを溜めないことが予防の基本になります。



ところで、歯周病の予防にヨーグルトやうがい薬が効果的だというお話を聞いたことありますか?今回は、ヨーグルトやうがい薬の予防効果の話題について詳しくご紹介します。


ヨーグルトで歯周病予防の効果・やり方

ヨーグルト
健康食品のヨーグルトは、腸内環境を整えることでも人気の食品の一つです。ヨーグルトに含まれている乳酸菌はいろいろな病気にも効果があり、新しい乳酸菌も発見されています。さて、ヨーグルトに含まれる乳酸菌の中には歯周病の予防に効果を発揮するものがあります。

どんな乳酸菌なのか、摂取のしかたについては次のようになります。


効果を発揮する乳酸菌

実験などで最も効果を発揮しているのは“L8020菌(ラクトバチルス・ラムノサス)”です。L8020菌は、歯周病菌そのものにアタックし発育を阻止します。実験では、歯周病菌の中にL8020菌を入れると、歯周病菌はほぼいなくなるほど抑制効果は凄いものがあります。

ただし、L8020菌が含まれているヨーグルトは四国乳業の商品ですが、スーパーなどでなかなか手に入りにくいほど品薄です。L8020菌は“80歳で20本の歯を残す”という願いを込めて命名されたそうです。



ラクトバチルス・ロイテリ菌やラクトバチルス・サリバリウス菌の乳酸菌も歯周病菌を消滅させる効果があります。

他にも、カゼイン菌やブルガリガス菌なども予防効果があります。しかし、乳酸菌であれば何でも歯周病に効果があるわけではありません。歯周病菌を抑制する効果のある乳酸菌が入ったヨーグルトに限定されます。



また、ヨーグルトにはカルシウムが豊富に含まれているので歯を強くする働きもあります。

歯が生える成長期には特にカルシウムが必要ですので、その時期にヨーグルトを食べることで強い歯にすることができます。歯磨きもしっかり行うことで歯垢が溜まらない強い歯にすることができます。


摂取のしかた

今、話題になっているのが“ヨーグルトで歯磨きをする”ことです。乳酸菌の中には、歯周病の予防効果が高いものがありますが、それを歯ブラシにつけて磨く効果はどうなのか?結論は、あまり現実的ではないということです。



まず、L8020菌やロイテリ菌など予防効果が高いヨーグルトは、なかなか手に入りにくいことがあります。自分で作るのは大変です。手に入ったとしても無糖でなければ意味がありません。予防効果の高い乳酸菌を含んでいるヨーグルトは、普通に食べるのが良いと思います。

そして、歯磨き後に食べると乳酸菌が口の中に残るので抑制効果が高くなります。

また、予防効果のある乳酸菌が配合されたマウスウォッシュがあるので、それを利用するのも歯周病の予防につながります。


うがい薬は歯周病に効く?

うがい薬

うがい薬には殺菌作用があるものもあり、歯周病菌の殺菌、消毒効果のあるものもあります。しかし、うがい薬だけでは歯周病を予防することはできないので、ブラッシングやプロのメンテナンスなどの補助的なものと考えた方が良いです。



市販されているうがい薬は、爽快感はありますが殺菌効果はそれほど期待できません。一方、病院で処方されるうがい薬には、消毒殺菌効果の高い薬用成分が配合されているので、十分に予防効果を期待することができます。



しかし、歯周病菌を完全に撃退するだけの殺菌力はありません。毎日、使い続けることで予防効果が上がることはわかっています。



消毒殺菌効果の高い薬用成分には次のようなものがあります。

◆グルコン酸クロルヘキシジン

主に歯周病菌に効果がある薬用成分です。

◆グリチルリチン酸モノアンモニウム

歯肉の炎症に効果があります。

◆ポビドンヨード

日常的な雑菌に効果があります。イソジンに含まれています。



歯科医がすすめているものに“重曹水でのうがい”があります。歯周病の原因となる歯垢は、口の中が酸性になることで活性化します。

現代は飲み水も酸化していることが多く またストレスが溜まると体は酸性に傾いていきます。そこで、アルカリ性の重曹水でうがいをすると歯垢に付いている菌を死滅させることができます。

重曹水でのうがいは、歯周病に効果ありとの研究成果も出ています。重曹は、掃除用、薬用、食用の3種類ありますので、掃除用は使わないよう気をつけて下さい。


まとめ

いかがでしたか?ヨーグルトにもうがい薬にも、歯周病菌を完全に予防する力はありません。また、使用したり食べたりする際にも、効果が期待できる乳酸菌や薬用成分を選ぶ必要があります。

歯周病予防で大切なのは、ヨーグルトやうがい薬の効果を過信せず、歯磨き・歯科医への相談・治療・メンテナンスを行うことです。

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