「ストレスが原因で頻尿に?疲労が招く頻尿を改善するには」



ストレスが原因の頻尿で悩むイメージ
近年“現代病”と言われるほど頻尿で悩まれる方が増えています。加齢や冷え性によって頻尿になることはよく知られていますが、糖尿病や膀胱炎などの病気が原因で頻尿を起こしますし、細菌感染やアルコールなど身体的な原因の場合もあります。



さて、ここでのテーマは、現代のストレス社会に起因する頻尿についてです。緊張や不安などのストレスが原因で疲労が蓄積していき頻尿を引き起こすケースが増えています。今回は、その症状や原因、改善方法などをご紹介します。


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ストレスや疲労で起こる頻尿の種類と症状

ストレスで悩む男性イメージ
多少の個人差はありますが、一般に正常な方であれば、排尿は1日に7回程度です。1日排出される尿の量は、成人で1,000~1,500mlです。1日に8回以上だと頻尿の可能性がありますし、12~15回になってくると頻尿の症状が現れています。



ストレスや疲労で起こる頻尿の場合は、心因性の頻尿(精神性頻尿)と言われます。過活動膀胱や膀胱炎のように肉体に異常が起きて頻尿になる場合と違い、身体的に何の異常もないのに、ちょくちょく尿意を感じてしまいます。



過去に過活動膀胱や膀胱炎などで頻尿を経験された方は、トイレに通うことが習慣になっていることがあります。過去の頻尿の経験が膀胱の容量を少なくしてしまっているので、心因性の頻尿になると、余計に尿意を感じやすくなります。



頻尿の中には夜間頻尿(寝ている間に起こる症状)というものがありますが、心因性の頻尿の場合は、睡眠時に尿意を感じることはありません。また、何かに集中していたり、リラックスしている状態では尿意は感じませんが、ストレスや疲労などが重なると頻繁に尿意を感じてしまいます。



心因性の頻尿の症状は、排尿の回数が増え、排尿してもすぐ尿意を感じてしまいます。実際には膀胱に尿は溜まっていないので、1回の尿の量は少なくなります。排尿の回数が増えるに伴い、膀胱の容量も小さくなり、またすぐにトイレに行きたくなるというように だんだん回数が増える悪循環になります。



しかし、排尿による痛みはありませんし、尿自体に血尿などの異常などもありません。血尿があるときは、尿路感染や膀胱炎などの他の病気を疑う必要があります。その場合は 医者へ相談しましょう。

ストレスが頻尿の原因



私たちが普段疲労と感じるのは、一つはスポーツや家事労働などの肉体労働からくる“肉体疲労”です。もう一つは、仕事や学校、家事育児、人間関係などの悩みによるストレスからくる“精神的疲労”です。頻尿の原因となる疲労は、後者の精神的な疲労です。



なぜ、ストレスが疲労の原因になるかというと、運動で筋肉を使い筋肉疲労を起こすように、ストレスは身体の各機能が敏感に反応し疲労していきます。具体的には、自律神経の交感神経(活動モード)が活性化して、各器官が臨戦態勢になり興奮状態になります。この興奮状態をストレス反応と言いますが、ストレス反応が長く続くことで疲労が蓄積されていきます。



このように、心にかかったストレスから体を守るために交感神経が頑張りすぎた結果、自律神経のバランスが崩れてしまいます。これが自律神経失調症と言われる状態です。ストレスによって自律神経のバランスが崩れ頻尿を引き起こす方がたいへん増えています。頻尿が現代病と言われる所以もそのあたりにあります。

ストレスが原因の頻尿の改善・対処法

疲労と尿意の関係イメージ
頻尿の原因であるストレスによる疲労を軽減するための対処法と、頻尿の症状を改善する方法について紹介します。


①ストレスによる疲労を軽減するための対処法

ストレス軽減の基本原則は“睡眠、食事、運動”です。睡眠はただ長い時間ダラダラと寝るのではなく、ぐっすりと熟睡しすっきりと目覚めることが大切です。十分な休養が疲労回復につながります。



また、栄養バランスの良い食事を摂ることで疲労回復につながります。特に、体内で作られる“セロトニン”というホルモンが増えると体が元気になります。セロトニンは、肉類や魚、大豆製品などを摂ることで増えていきます。また、乳製品や発酵食品は腸内環境を整えて血流を良くするので疲労回復効果が高まります。



そして、適度な運動はストレスを解消する効果がありますし、セロトニンを活性化させる効果もあります。緑の多い公園などをウォーキングやジョギングをすると、運動効果と森林浴効果のダブル効果を得ることができます。また、温めのお湯にゆっくり浸かる入浴方法はリラックス効果が高く疲労回復につながります。


②頻尿の症状を改善する方法

まずは尿意を我慢しないことが大切です。我慢することで、常にトイレのことが頭から離れなくなります。トイレに行ってリラックスして安心するようにしましょう。子どもも心因性の頻尿を発症する場合がありますが叱らないことです。怒ることで余計な不安やストレスを与えることになり症状が悪化することになります。



カウンセラーやお医者さんと相談することで気持ちが楽になり症状が和らぐこともあります。余りにもストレスが多い場合には、抗不安剤や抗うつ剤などを用いて治療してくれます。一人で抱え込まずに、相談することで症状が落ち着いていきます。



副作用の心配のない漢方薬を服用するのも一つの方法です。漢方薬は自己治癒力を高めて症状を改善していくので、すぐ効果が現れることを期待してはいけません。根気強く服用していくことで体質が変わっていきます。


ストレスや疲労が原因の頻尿予防

ストレスが原因の頻尿予防のイメージ
心因性の頻尿について説明してきましたが、いかがでしたか?毎日の生活では多くのストレスがありますので、どなたにも心因性の頻尿を発症する可能性があります。また、ストレスによる疲労は、頻尿だけでなく様々な体の不調を引き起こします。その予防のためにも、ストレスを溜めない生活習慣の定着が大切になります。



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